歯科助手の仕事のやりがいってなんだろう?大変な事は?など、10年間やってきた経験をもとに書いています。
歯科助手の仕事 「やりがい」
受付
受付では患者さんと1番接する時間が長いです。
保険証、診察券を受け取ったり最後にお会計したり、、、
自分の顔を覚えてくれたり、話しかけてくれるだけでも嬉しいものですよ。
歯科助手が患者さんにしてあげられる事ってほとんどないですが、やっぱり「ありがとう」と言われると嬉しいですね。
アシスタント
アシスタントとは、先生の補助役です。機械を渡したりバキュームしたり。
仕事を覚えてくると、治療の流れも分かるようになるので先読みして「これとこれを準備だな!」と用意したりする事ができます。
言われてから準備するより、先に準備してる方が作業もスムーズです。
私の場合は用意したり、作業が多ければ多いほどやり切った感があります。
アシスタント 2
治療の中で、歯の型を取る作業があるんです。アルジネートというピンクの粉と水を混ぜて練ってトレーに盛って先生に渡すんですが、これが時間の勝負なんです。
練り過ぎていると持っていく途中で固まるし、ゆるゆるだと上手く型が取れないし喉に流れていってしまいます。
初心者はどっちも経験するでしょう...私もありました。
丁度いい固さでキレイな型を取れた時は嬉しいですよ。
レセプト
レセプトとは、その月に来た患者さんの診療明細を健康保険組合に提出するものです。
最近はPCで簡単に出来るようになりましたね。
歯科医院によって誰がレセプト担当か違うと思いますが、私のところは先生以外がやるのでまぁほぼ自分ですね。
レセプトの中で返戻(へんれい)というものがあるんですが、これは患者さんの保険証の内容の間違いだったりで保険組合から「これ違いますよ~直して出してくださいね~」と戻されるものです。
すぐに直せる物もあれば、次回患者さんが来てくれるまで確認できない物もあるのです。
「この人はよく来てるからその時確認しよう」とか「この人は保険証かわったんだよなぁ~」とかすぐ分かる時は自分が出来る事務員のように嬉しいです。
歯科材料の注文
ほとんどの歯科医院では、エプロンや紙コップから大きな機械などを注文できる担当の業者さんがいると思います。たまに来て注文をとって、持ってきてくれます。
ただ、最近は通販の方が安かったりもするので両方を使っているはずです。
材料は使えば無くなるので、注文忘れがないように在庫を把握しなければいけません。
自分が選んだコップを患者さんに褒められると嬉しかったり、先生が使いにくそうな筆を買い替えようかなと考えるのも楽しいです。ただの通販好きっていうのもあるけど(笑)
歯科助手の仕事 大変な事
保険証のややこしさ
保険証や医療証ってすごく種類が多いの知ってますか?
- 国保
- 社保
- 社保家族
- 前期高齢者
- 後期高齢者
- マル乳、マル子
- 障がい者
- ひとり親
- 生活保護などなど、、、この他にも1割負担や2割負担の人もいます。
PCに入力してしまえば次に来た時は確認するだけでいいですが、レセプトをしているとアレ?となる事があるので簡単にそれぞれの特徴くらいは把握しておいてもいいですね。
最初の頃はこの種類を覚えるのも大変でした。
治療の流れ
これは、やっていくうちに覚えるしかないのですが、、、
もし未経験で入った時の最初の患者さんが「根治(こんち)」となると、教えるほうもどこから説明すればいいのか?となるくらい(笑)根治とは神経を取った根の部分をきれいにしていく治療
一つ一つ経験していって、やっと「こういう流れなんだ」と理解できる日がきます。
先生の機嫌
私のいる歯科医院は先生が一人だけです。
先生によってやり方や癖もあるので先生が多い歯科医院は大変なんじゃないかな?と思います。
先生も人間です。患者さんの一言で機嫌も変わるし、好き嫌いもあるでしょう。患者さんにはわからなくても助手から見たら全然態度違いますから!
すぐにこの患者さん好きなんだなぁと分かります。
他に、患者さんが多い時(急患)や治療が長引いて他の患者さんを待たせている時などはちょっとイライラしてます。
私は慣れているので気にしませんが、慣れてない子は緊張してしまうかもですね。プロならそのイライラをスタッフにも見せないで!と思いますがね~(;^ω^)
まとめ
私が思う、やりがいや大変な事です。
私が10年も歯科助手をしているのは、大変な事よりもやりがいを感じているからです。
歯科助手は覚える事が多いと言われますが、やはりその覚えた分やりがいも付いてくるのだと思います。
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